製造業が注意すべきホームページリニューアル|コンテンツ作りのコツ

「筑波の恋」という短編小説があります。

女性に縁の遠い、いわゆる理系の研究者(専門は熱力学)が初デートするお話し。
彼はデートで気の利いた話ができるわけもなく、エントロピーの話を始めてしまいます。しかも女性が、それなりの反応をして話を聞いてくれたので、さらに気をよくしてその話しを続けてしまう・・・

その結果、彼は大満足し、彼女は辟易とし・・・当然ながら彼女が次のデートの誘いに乗るはずも無く、その恋はあっけなく終わるという、ちょっとせつないストーリー。

恋愛と営業は同じ、とはよく言われることですが、製造業に携わる企業がホームページを作る際にも、同じことが、当たり前のように起こっています。

すなわち、自分たちの技術の優位性、得意なことなど、自分たちが言いたいことだけを伝えてしまっているホームページを作っていることが本当に多いのです。

しかも、厄介なことに、その問題には自分たちではなかなか気づかないのです。

ホームページのリニューアルの際に、デザインや構成を変えたところで、肝心の中身(コンテンツ)が「筑波の恋」のままでは、営業的な成果を上げることなど望むべくもありません。

お客様から狙った反応が得られるようなホームページにするには、もっと顧客基軸に発想を転換した内容に変える必要があるのです。そのためのポイントについて、御社が知っておくべきWebを使った営業に関する情報のページにお役立ち情報をまとめていますので、詳しくはそちらをご参照ください。

ちなみにこの小説『ジャンケン入門』 (角川文庫) 清水義範 に収録されています。ご興味があれば是非。特に技術者の方は身につまされます・・・。