製造業のホームページも意外とスマホで見られている?

あなたの会社のターゲットユーザーは、何を使ってあなたの会社のホームページ(WEBサイト)を閲覧しているのでしょうか。製造業の見込み顧客であれば、その会社のパソコンを使って検索するケースがほとんどだと思われるかもしれません。

次の表は、実際にある製造業の会社のウェブサイトに訪れたユーザーが使っているデバイスの割合を示したデータです。(desktopがパソコン、mobileがスマホ、tabletはiPadなど)

中には製造業でも3割を超える場合もありますが、この会社ではおよそ2割のユーザーがパソコン以外から閲覧していることがわかります。

お客様がスマホを使って、技術的なことを確認したりする場面として、どのようなケースがあるのでしょうか。想定できる場面をこの会社の社員の皆さんに列挙していただいたところ、

・ユーザーが会議や打ち合わせ中、ちょっと調べたい時に手元にあるスマホを使っている

・顧客の製造現場にはタブレットが支給されており、それを使っているのを見かけた

・会社のパソコンはセキュリティが厳しいため、自分のスマホを使うという人がいた

・通勤途上で気になったことをスマホで検索しているのでは

・リモートワーク中にスマホで検索することも多いのでは

などが出て来ました。そう言われると、皆さんにも思い当たる場面があるのではないでしょうか。

そして、実際にあったこととして、朝の6時台にスマホから検索したユーザーが、9時台にパソコンから問い合わせメールを送って来たことがありました。このユーザーの行動を想像すると、出勤途中電車の中などでスマホでいろいろ検索し、良さそうなサイトを見つけたので、会社に着いてすぐにパソコンから問い合わせをしたという感じでしょうか。実際にかなり急ぎの案件での問い合わせでした。

このように意外とスマホからも有効な検索がされていることが想定されます。ましてやBtoBではなく、BtoC、つまり一般消費者を対象にしたビジネスであれば、スマホからの検索比率がさらに高くなります。

ここで気をつけていただきたいのは、もしもあなたの会社のサイトもスマホでよく閲覧されているようであれば、まず、スマホで閲覧された場合にも見やすい画面になっているか?ということです。

古いホームページの場合、パソコン閲覧を想定して作られており、レスポンシブデザイン化(PCやスマホ、タブレットそれぞれのデバイスに最適なデザインで自動的にWebサイトを表示)されていない可能性があります。10年程度リニューアルされていない場合は要注意です。

そして、インターネット広告を打つ場合にも、広告予算をどのデバイスにいくら振り分けるかの設定ができますのでこのような構成比を把握しておく必要があります。

ちなみに、ユーザーが何曜日の何時に、どれだけ閲覧しているのかも把握することができます。

会社の業種業態によっても変わって来ますが、この会社の場合では、週の後半によく閲覧されており、8時台も多いことがわかります。こちらも広告費の時間帯別の効果的な配分などのために、このようなデータを活用することができます。

これらは一例にすぎませんが、ホームページは作って終わりではなく、適切に運営管理していくことによって、見込み客の様々なデータを把握し、対策を有効に打つことができます。

 

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