今が新規投資のチャンス?

当社の事務所は代々木上原にあります。個性的な飲食店が多い街として知られていますが、コロナ禍で閉店するお店も少なくありません。

しかしその一方で今年に入ってから、徐々に新規出店するお店も出てきました。先ほどネット上で確認できたところだけでも、すでに5店舗ほどが開業しているようです。

その中の一つ、緊急事態宣言が発出されている最中に開店準備を進めていた経営者の話を聞いたのですが、なぜこんな状況下で出店を決めたのか、その理由は、

「コロナから回復してからでは、遅すぎる。今がチャンスと考えたから」とのことでした。

まさにこれは、投資家には有名な、投資の極意でもある

「陰の極みで陽をみる。陽の極みで陰をみる。」という考えそのものです。

つまり、相場や景気の悪い時、特にその底だと思われる時点で買いを入れる。その逆に、相場が絶好調の時にこそ、売る。これこそが儲けの極意だということです。

 

しかしこれを実際に行うのはなかなか難しいことです。

コロナ禍で、第4波が到来し、東京では1日1000人の感染者超え、変異種も入ってきている・・・という状況下で、周りの皆が萎縮している中で攻めに転じるということは、なかなかできることではありません。

先ほどの言葉の元となっている、中国の陰陽五行説によれば、潮の干満や昼夜の循環のように、物事というものは、必ず底を打てば好転するし、頂点になれば暗転するものであり、その流れを読んで行動することが重要となるわけです。

とはいえ実際には、今が底だ!反転する契機だ!と確信を持つことなどできません。2番底を打つ可能性もあります。しかし、ここだと決めたタイミングでリスクを負って勝負に出られるかどうか。この決断力が勝負を分けるわけです。すでに景気が回復基調になってから、周りの様子を見てから動き出したのでは、完全に遅れをとることになるわけです。

(ただし、そこで”全張り”するのではなくリスク分散するなどのテクニックも重要となります。)

さて、あなたは今、状況をどう読んでいるでしょうか?

もしかするとすでに、新規事業への投資を本格化させるタイミングに来ているのかもしれません。

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