実は、営業や経営のヒントは、ビジネス書以外のところにもたくさん落ちています。

今回はそんな中から一つ。

プロゴルファーのジャックニコラスはかつて、『90%はメンタル的な事だ。技術的な差は10%に過ぎない』と言ったそうだ。

厳しい勝負の世界では、

相手の性格を掴み、読みきり、その上で的確に手を打つ。

これが何よりも求められる。

ゴルフも、ゴルフの技術に長けているだけでなく、心理戦を仕掛けて、それに打ち勝つ能力が必要。

トップクラスのトーナメントの戦いなどは、まさにそうした領域の戦いらしい。

野球全体についても、例えば横浜ベイスターズの監督に就任したラミレスさんは、かつての著書の中で

「試合を支配する要素の70%はメンタリティー、残り30%がフィジカル」と語っていた。

さらには「メンタリティーの強化のためには「相手を研究し準備する」ことが不可欠である」と考えている。

彼が現役時代から非常に研究熱心であったことはよく知られたことであり、実際に、足の遅い右打者でありながら

あれだけの通算打率を残したことはものすごいバッターであったと思う。

さて、以上は長い前置きである。

では、営業の世界ではどうだろう。営業も厳しい勝負世界であると考え、より高いレベルで成果を出したいと考えるなら。

経験や知識といったものは10%から30%くらいのものであり、より大事なのは、

自分のメンタリティの持ち方、気持ちの調え方、お客様との向き合い方(商談、クレームなど)、

そうした要素を比率的に言えば、より重視すべきということではないだろうか。

(蛇足ですが、技術や経験が要らないと言っているのではなく、ものすごく大事ではあるもの、

高いレベルで仕事をするためには、それらが全体の1〜3割くらいまで比率が落ちるくらいでなければならないという意味です)

もちろんこのことは営業以外にも通じる話ではありますが、営業コンサルタントとして実務レベルで使えるように心理学を

ずっと研究し続けているのは、やはりそこが極めて大事だと考えているからです。