7月10日に福井県工業技術センター様に、モノヅクリンクネットワークの専門家グループで見学にお邪魔してきました。


元々繊維に強い土地柄ということもあり、関連する様々な試験研究設備も充実しており、また最先端の技術開発もいろいろ進められています。


炭素繊維に関する技術開発など、いろいろ面白い技術がありましたが、その中の一つをご紹介します。

一言で言いますと、「布製の太陽光パネル」。

布ですから、服やデイバック、テントなどに使用して発電させることが出来ます。

太陽光発電糸を横糸に、汎用の繊維を縦糸にして織り上げた生地を作ります。

その太陽光発電糸の要となるのが直径1.2mmの「球状太陽電池」。シリコンを球状に加工することで、様々な方向からの光を受けて発電できるそうです。そしてこの球状太陽電池を、2本の導電線で挟み込み、シート状に加工していくことでパネルを作ります。(この辺りは撮影NGでしたので残念ながらお見せできません)

シリコンの発電効率自体は、もちろん一般のパネルと同じだそうですが、太陽電池の面積が半分程度になってしまう(隙間がある)ので発電効率は落ちてしまいますが、それでも一般的な太陽光パネルと比べて、4分の1程度の効率で発電できるとのことなので用途を限れば十分にメリットがあります。


ちなみにこちらの現在開発中の太陽光発電テントは、12枚の太陽光発電テキスタイル(2.8W以上/枚)を搭載した組み立て式のテントで、出力は約35W以上(JIS標準試験条件下)とのことです。(出展:日経ビジネス 「糸状太陽電池、衣服に織り込み「着る発電所」に」 2016年11月21日(月))



今回見学させて頂いて思ったのは、地方にこのように充実した技術センターがあることがとても心強いですし、県外の企業も活用することができます。新しい技術開発には時間もコストもかかりますので、このような地元以外で得意分野を持つ機関を探して協力を仰ぐのも、モノヅクリ企業としては面白いかもしれません。私は営業コンサルタントではありますが製造業に関わらせて頂いている以上、こうした技術面の情報も勉強して提供できるようにこれからも取り組んでまいります。


お忙しい中ご対応くださった福井県工業技術センターの皆様、本当に有難うございました。


福井県工業技術センター

http://www.fklab.fukui.fukui.jp/kougi/