私自身、マーケティングという言葉を極力使わないようにしています。

なぜかというと、人によってマーケティングという言葉の意味するところが違うからです。

なんとなく日常的によく使われる言葉であるにもかかわらず、実際には非常に曖昧に使われている単語であり、

これを用いて何かを説明しようとすることは危険であると考えているからです。

と言いつつ先日、セミナーの準備のついでに、マーケティングの定義を改めて調べてみることにしました。

まずは軽めにwikipediaを見てみると

「マーケティングとは、顧客、依頼人、パートナー、社会全体にとって価値のある提供物を創造・伝達し・配達・交換するための活動であり、一連の制度、そしてプロセスである。」

と書いてあります。

・・・私としては、なかなか頭に入ってきません。

そこで次に、アメリカのマーケティング協会の原文をみると

"Marketing is the activity, set of institutions, and processes for creating, communicating, delivering, and exchanging offerings that have value for customers, clients, partners, and society at large."


これを自分なりに訳してみると

「マーケティングとは提供物(それは顧客、依頼者、協力者、社会全体にとって価値を持つ)を、創り出し、宣伝し、供給し、取引を成立させるための、活動、仕組み、手順である。」

これでも、要するに何が言いたいのか?を掴むのは難しいのではないでしょうか。

マーケティングが意味しようとする内容がとても包括的すぎるように思われます。


そこであえて、自分なりにマーケティングという言葉を斟酌すると、

「物をうまく売りたいなら、その前に、絶対に考え、やっておくべきことのすべて」という感じでしょうか。

正直、(だからどうした?)という感じではありますが・・・。


「マーケティングが大事だ!」と言うのは結構ですが、その言葉が意味するところを本当に理解して言っているのかどうか。

ともあれ言葉の定義、厳密性は、経営上、極めて重要なことであり、実はなかなか成果の上がらない会社というのは、こうした要素に無頓着だったりします。(大事な話をしているつもりでも、キーワードの意味する定義が曖昧なために、会話全体がぼんやりしたものになってしまっている)とりわけ、このような外来語の扱いには注意をしたいところです。