良く勘違いされるのは、「斬新なアイデア」=「世の中の誰も考えたことがないアイデア」というもの。

事業として成立させるための斬新なアイデアが必要なのであれば、それはむしろ、「過去誰かが考えたことがあるアイデア」であるべきです。

あなたの会社しか思いつかないような”斬新”なものは、おそらくは事業としては成立しません。

ここで面白い話をしましょう。

Iphone、Ipodなど、アップル社のデザインがとても斬新なのは言うまでもありませんが、

まずはこの写真を見てください。

↓ 左がAMラジオ  ブラウン社(1958年) 。右がappleのデザイン。

アップル社のデザインは、ドイツのブラウン社のデザイナー、ディーターラムスなどの影響をかなり受けています。このAMラジオが発表された1958年といえば、昭和33年。

このように斬新なアイデアと評価されているものでも、何かを参考にしていたりします。

アップル社はそのことを端的に示してくれています。

あなたの会社も、ゼロから新しいものを生み出そうとする必要はありません。

すでにどこかにあるものから、うまくヒントを得る。

そう考えるとずっと気が楽になりませんか?

クリエイティブとは、実はこういうことだったりします。

ちなみにディーターラムが唱えた、良いデザインの10か条。

ご参考までに。

1 革新的である。

2 製品を有用にする。

3 美的である。

4 製品をわかりやすくする。

5 押し付けがましくない。

6 誠実である。

7 恒久的である。

8 あらゆる細部まで一貫している。

9 環境にやさしい。

10 できるだけ少なく。

一言で言うと、

 より少なく、より良く。

達観していますね。

日本人の美的感覚にもかなり共通するものがあります。